チームファシリテーション (TF) とは、チームとしての仕事術であり、チームが自律的に運営できるように「リズム」と「見える化」の仕組みを活用して仕事を進めます。 また「プロジェクトファシリテーション (PF)」のサブセットで、現場への導入も含めた考え方およびサービスです。チームとしての仕事術ですので、IT関連のプロジェクトに限らず、スタッフ部門などへ も広く適用可能です。
- 概 要
- 団塊の世代が後期高齢者に突入する2025年を予測し、医療や介護の構造が大きく変化する。そのさなか、2014年度は激烈な診療報酬改定があった。
2025年を見据え、地域住民の健康を守り、地域から選ばれ続けるために勝木グループのビジョンを明らかにした。その構造改革のひとつが、病棟再編であり、今回は、病棟再編と、それに伴う現場の業務改善のとりくみに弊社サービスを導入。
- 導入の
きっかけ - 看護部長が、本屋で『これだけ!KPT』を見て、「これなら、始められそう」と直感した。
- 主な手法
- 「やることリスト」「タスクボード」「KPT」「日々のふりかえり」
- スケジュール
- 2014年3月 KPTふりかえり体験研修
2014年4月 プロジェクト始動「病棟再編」「業務改善」「病棟外来一元化」
2014年7月 病棟引越し
2014年9月 病棟再編プロジェクト終了
2014年12月 プロジェクト成果発表会
2015年2月 院内学会での発表
- 結 果
- 病棟再編プロジェクト:大過なく病棟の引っ越し(フロアの移動)が完了。引っ越し前から準備していた日課表もあり、引っ越し後もスムーズに業務が行なえている。頻発する課題については、KPTを使って素早く解決が行なえた。
業務改善プロジェクト:現場からの課題を吸い上げ、対策を行ない、そのフィードバックを元に次に反映していくという仕組みが定着した。
病棟外来一元化:立場の異なる同士ではあったが話をしていく事で、看護部長がプロジェクト立上時に掲げた「一元化する」という目標から、「同じ診療科での弾力的な運用」という本質的な目標に気付き、当事者意識を持って、少しずつ改善が進むようになった。